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【施設紹介】積丹町の鰊場歴史文化に触れる『鰊伝習館 ヤマシメ番屋』
積丹の施設情報

【施設紹介】積丹町の鰊場歴史文化に触れる『鰊伝習館 ヤマシメ番屋』

皆様こんにちは。
本日は積丹町美国に存在する唯一の鰊番屋『鰊伝習館 ヤマシメ番屋』をご紹介します。

鰊伝習館 ヤマシメ番屋

『鰊伝習館 ヤマシメ番屋』は、明治期から昭和期にかけて有数の鰊場として栄えた積丹町に存在した鰊番屋の1つであり、福井重次郎氏が明治末期に建設した鰊番屋「ヤマシメ福井邸」を保存・活用した鰊文化伝承施設です。

番屋とは、漁夫が宿泊していた小屋のことであり、ヤマシメ福井邸は家元であった福井重次郎氏とその家族と共に、主に東北地方から鰊漁のために出稼ぎで積丹町へやってきた「やん衆」と呼ばれる雇い漁夫たちが住んでいました。
番屋は、家元とその家族、やん衆が衣食住を共にした場でもあるのです。

「やん衆」は番屋の2階で寝泊まりし、食事になると階段で1階へ集まり暖を取っていた。

番屋は、ニシン漁の衰退と共に役割を終え、以降、旅館や下宿などに利用されてきましたが、平成19年から「一般社団法人積丹やん集小道協議会」が保存活動を開始、平成28年5月にヤマシメ福井邸は「鰊伝習館 ヤマシメ番屋」という名で再オープンしました。
現在、番屋は鰊漁の歴史文化に触れることができる資料館カフェとして営業しています。

資料館

番屋内には、かつて賑わいを見せた積丹町の鰊漁の歴史文化をパネルのほか、実際に使用された漁具を展示しています。目で見るだけでなく、実際に触って学ぶことができます。

当時の鰊漁の文化や積丹の歴史に関わる人物の説明パネルを展示している。

当時の着物、軍服の展示。

展示されている「もっこ」は、女性が鰊を入れて運ぶために利用されたもの。実際に背負うことが可能。

カフェ

番屋内にあるカフェは、「やん衆」が実際に当時食べた食事を再現した『三平汁』や『おにぎり』を食べることが可能です。
『三平汁』には鰊が使われ、『おにぎり』は積丹のりと呼ばれる岩のりで包まれ、具はサクラマスと塩うにが入っています。食事からも積丹町の特産品をおいしく知ることができます。

『やん集セット』は三平汁とおにぎりの両方が楽しめる。

上記以外にも、コーヒーや積丹プルーの海をイメージしたクリームソーダ、あんみつ、積丹の魚介をふんだんに使用したシーフードカレーといったメニューもあり、お食事だけでなく、ちょっとした休憩にも利用できます。
町内の他施設を巡る合間の休憩場所にも是非ご利用ください。

施設のごあんない

鰊伝習館 ヤマシメ番屋
■住所…〒046-0201 北海道積丹郡積丹町大字美国町字船澗39番
■営業期間…5月~10月
■営業時間…9:00~16:00
■定休日…毎週火・水曜日
■交通アクセス…JR:函館本線小樽駅から中央バス約1時間10分『美国船澗』停留所下車、徒歩約4分
          車:札幌中心部から1 時間 30 分(札樽自動車道 小樽IC、後志自動車道 余市IC経由)
■駐車場…あり
■料金…施設内入場無料
■お問い合わせ先…070-4385-6533(ヤマシメ番屋・海森スタジオ共通電話)
※開館時期以外は、0135-44-2610(お宿かさい内 運営事務局(一社)積丹やん集小道協議会)
■公式サイト…Facebook Instagram

 

海森計画事務局

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