Join us会員登録はこちら
Action

アクション

2023 09/02 土曜日
開催レポート
『竹谷隆之・積丹展』開催レポート
活動報告

『竹谷隆之・積丹展』開催レポート

会期:2023年8月29日〜9月4日
場所:積丹町(北海道)海森スタジオ、ヤマシメ番屋

造形家・竹谷隆之さん初の地元積丹町での凱旋展示会!

記録的な猛暑が続く中、夢のような展示会が積丹町で開催されました。

そもそも北海道で竹谷さんの作品が間近で見られるというのはとても貴重なこと。そしてご本人がずっといらっしゃって普通にお話ができたという事も、地元開催ならではの特別なことだったと思います。

実際に足を運んでくださった方々は、ただただ興奮の連続でした。
北海道内はもちろん、道外から、そして海外からも、沢山のお客様がお越しくださいました。

圧巻の展示数!

会場となった石蔵の海森スタジオに入ると、まずあの有名な「シン・ゴジラ」がお迎え。
入った瞬間、皆さん「あ〜ゴジラだ〜!!」と第一声。
そして竹谷さんが手がけた有名な立体作品がずらりと並び、その精巧さに細部までとにかく見応えたっぷりでした。

立体作品以外にも、デザイン画や写真も物凄い展示の数々!たけやけいこさんによる制作現場の写真なども展示。これらを東京から送ったのですから、どれだけ大変だったか・・・

海森スタジオの隅々までもを展示に使い、竹谷さんのこだわりが詰まった世界観に多くの方々が魅了されました。

子供の部 トークイベント+ワークショップ

今回は積丹町の子供達向けのイベントも開催。
竹谷さんもここ積丹町で生まれ育ったわけですから、伝える言葉一つ一つに重みがあります。

最初に展示物を見ながら説明。その後場所を移動し、スライドを使いながらゴジラが作られるまでの経緯や、仮面ライダーや風の谷のナウシカの作品などの説明も。じっくり話を聞かせてもらえると、改めてその凄さに気付かされますよね。

そしてお待ちかねのワークショップ。

ゴジラの皮膚を作る際、ゴーヤをヒントにして作ったスタンプを押し付けて制作されたそう。今回は竹谷さん自作のゴーヤから実際にかたどったスタンプを全員分用意していただき、それを実際に粘土に押し付けてみました!
そのほかに身近な自然界にあるものを使って。葉の葉脈も貝殻も、粘土に押してみるとこんなに綺麗だったということがわかったり。一度始めるとこれがまたとっても楽しい!時間が足りませんでした!

この粘土は、オーブンで焼いて固めて、後日みんなの元に。

竹谷さんから子供たちへ伝えたメッセージを一部ご紹介。

「好きな方向があるなら、好きな方向に行くことを絶対にためらわないでほしい。もしかしたら親に反対されるかもしれませんけど、僕も東京に行く時親に反対されましたが。でもきっと応援してくれると思いますので、周りも、親御さんも。

自分から好きなんだ、好きなんだ、やりたいんだと言っていたら、そういう仕事が来るもんです。

価値があるかどうかは、やっていけば価値が出ると思います。
ぜひ、どんどん好きなことをやってください。

積丹の環境は自然がいっぱいあって、宝物のようなとこなので。空を見ていても飽きないし、海とか波を見ていても飽きないし。生き物もいるし、生き物が死んだのもいるし。でも汚いものとか死んだものとか、最初は嫌だと思うけど、汚いから、怖いから見ない、という風にしてしまうと観察する機会を失ってしまうので、見ることで閃いたり、理解できたりするので、分け隔てなく、この素晴らしい環境で、色々な物を観察してみてほしいと思います。自分なりに生かせることが、必ずあると思います。どんな仕事にもつながると思います。」

大人の部 トークイベント

そしてこの日、午後からは大人向けのトークイベント。司会は子供の部に続き、土上明子さん。
事前申し込みはすぐに埋まり、当日、立見でのお客様も含めるとなんと約100名の方々にお越しいただきました。

場所は、海森スタジオ向かいにある明治時代に建てられたというヤマシメ番屋。

制作過程や裏話を聞かせてもらい、ファンとしてはたまりません。
1時間のトークイベントは本当にあっという間!!

来ていただいた方からは
「同じ町民として誇らしい。」
「生きているうちに地元で作品を見れて嬉しい。」
「一生忘れられない時間になりました!」
など多くのコメントをいただきました。

最後に全員で記念撮影!貴重なトークイベントに、参加していただいた方からは終始笑みが溢れていました。

終了後にはサインに並ぶ長蛇の列。竹谷さんのサインがまたとてもかっこいい!

「妖森の守(けもりのもり)」の妖怪たちの展示

あと、ここヤマシメ番屋では妖怪たちの展示も!妖怪の雰囲気にピッタリ!

デジタル絵本「怪森の守」の世界。

「怪森の守」はこちらからダウンロードできます。(有料)
物語と音楽が奏でる竹谷さんの妖怪の世界をぜひお楽しみください。

【番外編】設営準備

これだけ濃厚な内容の展示ですが、限られた日数の中、少ない人数で設営準備が進められました。

「あれ、荷物が届いてない?!」「あれはどこだっけ?」「やっぱり場所変えようか…!」そんな声が響く中、遅い時は、深夜2時までかかった日もあったとか。

最後に

地元積丹町での開催ということで、竹谷さんのルーツを知れる素晴らしい展示会で、大盛況のうち無事に終了いたしました。

竹谷さん、たけやけいこさん、スタッフの磨田さん、谷口さん、ハルさん、本展示の関係者の皆様、積丹町の皆様、ご来場いただいた多くの皆様、本当にありがとうございました。

竹谷さんの最新情報はfacebook「TAKEYA」、「竹谷隆之 / 制作の現場から」、X(Twitter)竹谷隆之通信 「本家 竹通」でも発信していますので、ぜひ今後の活動もチェックしてくださいね。

また、今回会場を提供していただいたSHAKOTAN海森計画では、歴史ある建物を有効活用するため、さまざまなイベントを行っています。海森計画の取り組みに賛同していただける海森会員を随時募集しておりますので、ぜひご登録のほどよろしくお願いいたします。

主催:積丹町
協力:SHAKOTAN海森計画
企画:株式会社Collect

 

Report活動報告

すべて見る